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漱石来訪120年記念イベント「漱石の鋸山ハイキング」参加

薄曇りの天下、漱石登山の跡をたどるハイキングは行われた。参加者は定員一杯の50名。若い人たちの参加がほとんどなかったのが残念。漱石の登山とは逆にまずロープウエイで頂まで上り、眼下の景観を眺めた後、下るかたちで漱石の足跡を辿った。

鋸山より鋸南町を鳥瞰
鋸山より鋸南町を鳥瞰する


本日の案内人、関宏夫先生は漱石がとうじその姿をして登ったであろう明治書生のはかま姿での登場というサーヴィス精神旺盛な方。
漱石風明治書生姿の本日の案内人、関先生

下山道中のところどころで漱石『木屑録』(ぼくせつろく)に記された漢文による叙述箇所を関先生は現代文に置き換えながら解説するという貴重なハイキングとなった。

説明を聞く参加者1

説明を聞く参加者2


漱石にとっての保田の10日あまりの滞在は時間的には短いものであったが、その現場体験の持つ意味はかなりその後の歩みに於いても大きなものがあったようだ。

わたしにとって一番愉しかった解説は「お弁当」に出た「イイダコ」を漱石が大好きだったと言う話。今日の「漱石弁当」はおいしかったし、創造的なものですばらしかった。キョウギでできた弁等箱は貴重品なので自宅へもって帰ってきた。

イヴェントの詳細なレポートは鋸南町観光協会や商工会のホームページやブログにお任せすることとして、こうした企画は本当にすばらしいと思った。
いづれ125周年がくることになるが、その時には全国の漱石ファンや研究者などにも参加してもらえるような企画を考えて行けたらと思う。

佐久間にある城西国際大学のセミナーハウスや教員スタッフなどにも協力をお願いするようなことがあってもよいだろうし、いろいろおもしろいことができると思う。

今回は地域振興課 まちづくり推進室のMs.渡辺のご尽力に感謝するとともに、これからも更に発展させていただきたいし、私たち参加者も協力できるところで協力したい、と思う。

P.S. 本ブログは今月から始めたばかりですが、明日から来月中旬までは筆者鋸南町不在のため、勝手ながら休筆させていただきます。悪しからずご了承ください。
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